home

稗田山・白馬コルチナ
(ひえたやま)
日程 2016/10/04
行程 長野県

稗田山

稗田山(大崩落のぞき)登山口(立屋砂防ダム)

稗田山(大崩落のぞき)

コルチナ湿地

金谷橋(稗田山の大崩壊の下流)

稗田山の北側斜面が1911年8月8日に大崩壊した
1707年静岡県の大谷崩れ
1858年富山県の鳶山崩れと共に
日本三大崩れのひとつ

稗田山の大崩壊は死者26名の被害を出した
崩壊した土砂は浦川と姫川の合流点で堆積し
長瀬湖(天然ダム湖)を形成
このダムが決壊し
土砂が糸魚川市の河口にまで流れた
崩壊土砂量は1億m3

日本における20世紀最大級の土砂災害となった
翌1912年の梅雨期にも
天然ダムは再決壊したほか
稗田山は再度の崩壊もした
現在も砂防工事中

2016/10/04

稗田山の「大崩落のぞき」は
写真右上のピークあたり
この向こう側(北側)に大崩落がある

 
巨大な構造物の立屋砂防ダム

この川(黒川沢)を渡り
写真右側から入る登山道
「大崩落のぞき」経由天狗原があるが
全く未整備の登山道でブッシュがひどく
とても歩けるものではなかった
入山を断念して白馬コルチナスキー場に向かう


白馬乗鞍国際スキー場と稗田山

 


白馬コルチナスキー場
ホテルグリーンプラザ白馬)と
稗田山(左上)

 


ここから稗田山(写真奥)へは、
スキー場最上部からさらに登るが
登山道が無いので無理と判断
結局、ここから北へ移動して
大崩落現場下流の金谷橋に向かう


奥は東山1849m~黒鼻山1800m

 
ノコンギクとアサギマダラ
ノコンギク


ミヤマモンキチョウ
すばしっこくてハッキリ撮れない




白馬コルチナスキー場

 
キツネノチャブクロ(ホコリタケ)

 
ウサギギク
コウメバチソウ

 
オタカラコウ?
ハクサンオミナエシ

 
コルチナ湿地、コウメバチソウ

 
紫と白の野菊、どちらもノコンギク

 
ウルシ、 ドングリが無数に落ちている


ミヤマモンキチョウ
一瞬のシャッターチャンスだった

ミヤマモンキチョウは2~3センチで
モンキチョウより小型の高山蝶
飛翔は俊敏で撮影は困難
十数枚シャッターを切ったうちの一枚
食草はクロマメノキで
産卵もクロマメノキの葉の表面に1個産み付ける


稗田山大崩壊の金谷橋(案内図左上)へは
中土駅から上って行く


上の案内図「現在地」にある碑
幸田文 文学碑
幸田文は「婦人之友」に
稗田山大崩壊「崩れ」を発表



 
金谷橋(自動車通行可能)
大崩壊は写真左上だが
あいにく霧に隠れて見えない

 
橋の対岸より


現場にあった案内写真


橋の下では無人の工作機械が稼働している
(土砂崩れの危険防止の為)


視界が良ければ下流側の正面に雨飾山が見える

快晴の日に、またいずれ訪れてみたい


home
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
<EOF>