遊び・ワインホルダー

冬、山歩きの出来ない季節が長いので
暇つぶしに素人大工をやってみた
見よう見まねで木細工

2015/03/07



木片(ホームセンターで売っているもの88x19x長尺)
を270mm(5~10mm余分)に切断・・
 幅(88mm)は、ほぼ無関係、
厚さ(19mm)も似たものであれば可

上から70mmの位置に直径50mmの円形穴を
あける(底部は、まだそのまま)・・

ワイン瓶を入れて前後させ、前後余裕の中央位置で止める
(後で微妙に重心位置が調整できるように)

水平な机上で、手でささえて立て、
バランス位置を探って決めて、
そのまま支えておく(動かないよう正確に)
 この時で、木は、水平からほぼ45度~50度で立ちます。
 定型のワイン瓶ならバランスが取れた
位置で瓶がほぼ水平になるが、
それが無理なら円形穴のカドを少し削って調整する。
 後で理由が解ってくれば、円形穴は50mmである必要はない。
(最初は難しいので50mmでやってみましょう!)

 ④でバランスを保ったまま底部(机面)から
約18mm(後述)高い位置で
水平線(絶対に水平に!)を鉛筆で木に引く
(写真:斜面に見えて机に接している部分)

この時、切る前の木のカド(直角)
(机面に当たっていた部分)の垂線が、
鉛筆で引く線の中央位置に来るように
前述の18mmを15~21mmと調整する
すなわち切断予定の斜面の短面寸法の丁度中央に
重心位置が来るように調整するのだ。
重心位置を切断面の中央にしておけば、
後でバランス調整に余裕ができる

切断線が決まったらハッキリ鉛筆で書いて、
鋸(木材の斜め切り用の細刃のもの)で切り取る
 切断線は写真前側・奥側共に書き、カドの交点
を決めて、他の面の線も引く(4面とも)。
 鉛筆で書いた斜め切断を正確にやるのがコツ。
他の廃材で斜め切りを練習しておく。
この切断作業が一番難しいと思う。
 底部を切り取った後の完成品は
全長260~265mmになります。
 この全長が調整で微妙に変化するので、
最初に270mmと、余裕を持って切断したのです。

上述の寸法と角度(机面から十数ミリ上に
水平線を引く作業)が命。
正確にできれば一発でバランスが取れる。
バランスは斜面状に切り取った短辺のみに依存しているので、
これが理解できれば第2作目からは短時間で作成できる。
また、バランスが取れている理由が理解できれば、
50mm円形穴でなくとも変形穴・楕円穴でも可。
立てる角度も+/-10度ぐらいは好みで変えられるが、
急角度(垂直に近い)になるほど板が長くなり不安定で難しい。

定型から外れた特殊寸法の瓶では、
上述寸法ではバランスが取れないが
水平から約45度~50度で木がバランス取れるようにして、
長めの木で始めてバランス点を見つければ出来ます。
調整で切り取って行っても、短くなりすぎた木では、
もう取り返しができなくて、最初から作り直しです。

定型ワイン瓶なら空き瓶でもバランス取れます。

しかし、御注意。
所詮、絶妙なバランスの上に立っています。
バランス余裕は前後5mmも有りません。
高価なワインであればもし、落ちて割れたら大損害です。

作ったら、皆にお気に入りで
親しい知人の藤井醇さんに一個さしあげました。

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